矢吹緑風園は、社会福祉法人 矢吹救護院天風寮が運営する、生活保護法に基づく救護施設です。救護施設とは、身体や精神に障がいがあったり、何らかの問題のため、日常生活を営むことが困難な方が、生きがいを持ち安心して生活するための施設です。
当施設は、「自立支援へ向けた個別支援プログラムの作成」「利用者主体の生活支援サービス」「地域との連携の強化」の三点を重点項目として支援に取り組んでいます。
利用者の皆様を地域の住民として尊重し、意向にそった自立支援を行い、その人らしい尊厳を持った豊かな生活のため、「救護施設居宅生活訓練事業」、「保護施設通所事業」、「一時入所事業」などを行い、総合的な福祉サービスの提供ができるよう努めています。
居宅生活訓練事業
居宅生活訓練事業とは、救護施設に入所している方が円滑に地域生活に移行できるようにするため、アパート・借家等を確保し、居宅生活に近い環境で実体験的に生活訓練を行うことにより、居宅生活への移行を支援するものです。当施設では平成20年4月よりこの事業を開始しました。
一時入所事業
当法人では一時入所事業を行っております。
保護の実施機関(福祉事務所)からの依頼によるものと、法人としての独自事業、公益的取組事業として行っており、その内容としては以下の通りです。
<一時入所事業>
・救護施設から地域生活移行した利用者や、地域の生活保護受給者の精神疾患の悪化等により、自立生活の継続困難に瀕した際の健康と生活の再建を支援するための一時利用。
・救護施設入所を希望する者が、施設集団生活を体験するための一時利用。
・保護の実施機関が特に必要と認めた者の一時利用。
・原則、事務費は日割りで措置機関負担、生活費は日割りで本人負担。
<一時入所事業(法人独自事業)>
・生活困窮者や特別な事情のある者で、保護の実施機関によらないケース等の場合、事務費を免除し、生活費は日割りで本人負担。
<一時入所事業(公益的取組)>
・生活困窮者や特別な事情のある者で、保護の実施機関によらないケース等の場合、事務費及び生活費共に免除。
利用期間については、居室に空きがある場合に原則7日間を限度としていますが、保護の実施機関が必要と認めるときは1ヶ月を超えない範囲での利用となりますので、詳しいことは矢吹緑風園までお問い合わせください。